今でも写真を見るたびに思い出しますが、本当に良い旅でした。
旅は本州最南端の焦げたハンバーグから始まりました。
始めはずっと一人ぼっち。話し相手は動物たちです。
今思うと本当に話しかけてた気がします。
こんな綺麗な花火なのに一人で見てました。
先々で他の旅人の足跡に触れ、寂しさが和らぎます。
しかし全く人との触れ合いがなかったわけではありません。
様々な地域の人たちが本当に良くしてくれました。
文化遺産や世界遺産は何度見ても――。いいえ。何度も見ると飽きてきますw
変わった宿にも泊まりました。いえ、宿は変わった宿しか泊まっていません。
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しかし、野宿と比べたら天国。 |
九州で折り返し。今行くぜ!と意気込んだ南端。
とにかくラーメン尽くしだった山陽地方。名産を聞いてもラーメンと言われました。
そして言うだけあってどれも美味しい。
炎天下は「痩せてる。今俺は痩せてる!」と言い聞かせながら旅します。
痩せませんでしたけどね。
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勝跡は大体奥地。歩く。 |
ルートはその場の「これだ!」を何よりも重視。なので、よく……よく迷いました。
それが凄く楽しかったです。こういう旅にナビは要りません。
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ドコココ……ニッポン? |
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休憩。と見せかけて現在地不明。 |
連休が近づくとにわかにバイク乗りの姿を見かけるようになります。
道中一緒に走ったり、話したり。時期によって旅の様相も変わります。
そして人肌が恋しくなります。くそったれ。
それでも一人で迷うのがまた良かったり。
お盆は恐山で迎えました。法要にも参加しました。
青森のソウルフード、イギリストースト。
各地で出くわすローカルフードが何よりのご馳走!
そして北海道へ。この瞬間は結構感動です。
夏の北海道は野宿ですら一人になることはありません。
みんなで観光、夜は宴会が当たり前です。
縦断完了。旅も終盤へ。北海道はとにかく天気に恵まれなかった。
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レタッチしてこれ。 |
そしてどう足掻いても逃れられない魚介縛り。
普通の定食だって言ったのに! なんでベストを尽くしちゃったの!
だから秋田の郷土料理は涙が出るほど心に染みた。
きりたんぽもしこたま食った。
あまりの美味しさに感動し、サインを書きました。
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今も店に飾ってあるのだろうか。 |
東京では仲間たちが旅の終りを出迎えてくれました。
地元東海地方はパスし、東名高速で帰宅。
今になって旅の前後で己の価値観が変化した事にハッとすることが増えてきました。