2013年8月4日日曜日

10:足摺岬→四万十→カルスト


キャンプにも慣れて良く眠れるようになってきました。
キャンプのほうが寝るのが早い分、早く起きます。

すると時間に余裕ができるので……無理しちゃうんですよねー。

まずは足摺岬へ。早朝は涼しくペースが上がります。
あっという間に到着。


水平線じゃ! なんにもないただの水平線じゃ!


しかしこのあたりから気温がぐんぐん上昇。


暑い。とにかく暑い。

しかし九州最南端の佐多岬と違って、岬までほとんど歩かなくて良いのは助かった。
お城など、結構歩かされることがあると石見銀山の一件が頭をよぎります。

こんな中お遍路してる人を何人も見ましたが、大丈夫なのかな。暑さ対策とか聞いてみたい。


お遍路の何番か忘れましたが、足摺の寺です。

先を急ぎましょう。四万十流域。
四万十と言えば沈下橋です。発見。


渡ってみます、意外と怖い。


日本最後の清流などと揶揄されるだけにきれいですねー。

でも奥のほうは道が狭く、長く、本当に大変でした。
道選びを完全に失敗です。こういうところはスマホのグーグルマップでは限界があります。
それでもなんとか日の入り前に四国カルストに到着!


お決まりの写真も撮って、


景色を楽しみながらキャンプ場へ。


これだけ景色がいいと、何かの撮影も行われていました。


たぶん何回も映り込んじゃったと思うけど、その画、使っていいよ! むしろ使って!
今日は狭い山道が本当に多くて疲れました。
キャンプ場の標高が高く涼しいので本当に助かりました。
この旅で初めて寝袋に入りました。

2013年8月3日土曜日

9:道後の夜と城めぐり

広島からしまなみ海道を抜けて四国へ。伯方の塩ラーメンはこの途中の伯方島で食べました。
四国に入ってすぐの松山市・道後温泉。今夜はここに逗留です。


時間に余裕があったので、温泉街をゆっくり散策することができました。
やはり温泉の後の坊ちゃんビールは格別です。


イサニワ神社から道後の街を。この時期は大小さまざまな祭りがあって華やかです。


ここで地元の人に何か美味しいものをと聞いてみたら「道後には美味いものはないんだ、すまん!」と一言。すごく申し訳なさそうにされていましたが、こちらこそすみません。

というわけで、この日泊まった宿のマスターに教えてもらったお店「ワニとサイ」で夕食です。

常連客でにぎわうお店ですが、外様の私も喜楽に話せる雰囲気の良いお店です。
折角だから写真の一枚でもお願いすればよかったですね。ちょっと飲みすぎました。

この日は温泉に入って松山の人たちと飲んでいただけなのですが、それがまた楽しくて良い夜になりました。

途中例の神殿を発見してしまい悟りを開こうかとも迷いましたが、時期尚早と啓示があったのでおとなしく寝ましたよ!

翌朝は遅めのスタート。
松山から南に、大洲城と宇和島城という貴重な文化財があります。

大洲城


宇和島城


大洲城は特に素晴らしく、ちょっと興奮気味でした。
長くなってしまうので別にまとめてみました。興味のある方は覗いていただければ。

[大洲城の魅力に迫る]

城の見学を終えたら宇和島名物「鯛めし」を。生の鯛を出しと混ぜての乗せるというちょっと変わった鯛めしです。
最近ドコモショップに携帯を預け、充電中にご飯→写真撮れないパターンが増えています。
何とか対策したいところ。

食べ終わったら、近くのキャンプ場で一泊です。
この日も移動距離が短く時間にはかなり余裕があったのですが、炎天下の中での城めぐりは大変疲れました。

広島で教えてもらったキャンプ場まで行けず、宇和島近辺のキャンプ場で野営です。

8.5:大洲城の魅力に迫る


愛媛の大洲城があまりにもよかったので、別に記事にしました。

城の魅力というと、やはり現存の建築物かどうかであると思います。
しかし大洲城に現存天守はありません。大洲城は復元天守です。ただし、復元方法が素晴らしく、当時の工法と材料を再現し建築されています。
「と言っても偽物なんでしょ?」などと感じるかもしれませんが、さにあらず。

現存天守にはない、復元天守ならではの魅力があり、これは現存天守に比肩しうる価値ある文化財だと確信しました。


外観はこのようになっています。
多くのコンクリート製の復元天守も外観は忠実に復元されているので、外観に特徴はありません。
むしろ現存天守の少しくたびれた感じがない分、コンクリート製の復元天守に近い雰囲気を持っています。

内部はこのようになっています。


まず大きく異なるのが、材木の色です。現存天守の黒い材木は経年によるものなので、新しい材木を使う復元天守はこういう配色になります。
これは大変貴重な光景で、城郭の往時の色彩を楽しむことができます。
また各工法も忠実に再現されています。


和釘です。鍛冶職人が伝統工法に則り一本一本鍛え上げた逸品です。
現存天守は黒い材木に隠れてほとんど意識することのない釘も、アイデンティティの一つとしてその存在を主張します。

組み木ももちろん当時の設計通りです。


これらは宮大工と地元の大工の共同作業によるもので、先人たちの魂と、現代の職人による技術と情熱がひしひしと伝わってきます。
複雑な組み木が忠実に再現されています。


柱が割れています。当時の通り、広葉樹を使用した柱はどうしてもこのように割れてしまいます。
しかしこれは当時と比べると非常に割れの少ないほうで、ここに現代の技術が生きています。当時にはない理論と技術に則った乾燥方法で作られた材木です。

現代では「背割り」と言って、あらかじめ見えない面を割っておくことで、見える面に割れを生じさせない加工をしますが、あえて行っていないとのことです。

また、表面粗度もきめ細かくツルツルです。もちろんカンナ掛けであり、機械加工ではありません。当時の加工精度とどれほど違うか興味あります。

心柱など実に見事です。当時の人達にも見せてあげたいなぁ。


また、伝統技術では耐久性が保証できない部分は現代の工法を活かしています。


このように、現代の匠たちの技術と情熱が過去の建築物に宿る瞬間に、強く強く心を打たれます。
現存天守にはない感動です。これはいい加減に作られたものではなく、多くの職人たちの魂が込められています。
その証左が、大洲城にはありました。


見えるでしょうか、鏡越しにネズミがいます。


名前もわからぬ現代の匠が置いていったものだそうです。
このあたりには「ネズミのいる船は沈まない」という伝承があり、城を船に見立てゲン担ぎにおいていったと推測されています。

大工のこのような粋な計らいは古くからしばしばみられ、有名なのは東大寺の「忘れ物の墨壺」です。
大工として命に等しい大工道具を、人目のつかないところに置く。これは明らかに意図的で、なぜなら墨壺は柱を組む段階で利用する道具ではないからです。
東大寺の墨壺は解体修理の時に初めて見つかったそうですが、ネズミ然り墨壺然り、大工が自らの仕事に対し如何に情熱と誇りをもって取り組んでいるのかが伝わってきます。


そんな建築物を「現存ではない」などという理由で見向きもしないというのは実に勿体のないことではないでしょうか。

ほかにも丹念に塗り重ねられた漆喰や、瓦など、ここ大洲城は多くの魅力を持っています。
是非皆さんも一度足を延ばしてみてください。復元天守ならではの感動があなたを待っています。

2013年7月30日火曜日

8:広島ラーメン紀行

福岡を出て一路広島へ。
まず途中山口で山賊に寄ります。



この岩国周辺ではかなり有名らしく、独特の雰囲気があります。
メニューに特別なものがあるというわけではないのですが、でっかいおにぎりだったりダイナミックな焼き鳥だったり、そこはかとなく山賊です。
どちらかというと、建物や雰囲気を味わうタイプのお店です。面白い。

腹ごしらえをしたら広島へ。
広島といえば、原爆ドームや厳島神社など歴史的に価値のある文化財がたくさんあります。
しかし忘れていけないのはラーメン。そう、尾道ラーメンです。
とはいえ文化財もきっちり押さえておきたい。

そんな方にライダーハウス、旅の宿375さん。
一泊千円です。年季の入った古民家で宿泊できます。居心地が良すぎて寝坊してしまい、結果3泊してしまいました。
運が良ければこんな風情のある夕食を楽しめます。


さて、この日は本当に疲労困憊で、初日は寝てました。
二日目は電車で厳島神社です。


やはり世界遺産ともなると人が多くて観光地って雰囲気です。厳かさは皆無です。
華やかな文化遺産はもう慣れてしまい、ひっそりと地元の人に信仰されている神社などのほうが魅力的に見えてきました。
世界遺産なんですが、少しだけがっかり。


帰り道に尾道でラーメン。
圧倒的な人気を誇る朱華園も月曜の午後4時とあらばすんなり入れます。


さすがに有名店だけあって美味い。尾道ラーメンが好きならば一度は行っておくべきだと思います。
さあ、せっかくの機会、一杯で終わってはもったいないので、はしごしましょう。
こちらも有名店、壱番館。


肉が食べたかったのでチャーシューメンにしました。
こちらのほうが味が濃く、名古屋人の僕に合っています。パンチの効いた味が好きな方はこちらをお勧めします。

翌日、もうひとつ気になるラーメンを教えてもらったんですよね。
四国にわたるついでに寄れます。伯方の塩ラーメン、さんわ。伯方の塩っていうと説明するまでもないあれです。


これも美味い。
このあたりはエビがよく取れるらしく、エビ塩って感じです。こちらもおすすめ。
広島に入って食べてばっかりですが、観光もちゃんとしてます。



観光地ってわけでもないのですが、電車から見えたお寺に寄ってみました。
中国地方の瓦って赤いんですね。島根あたりからずっと気になっていましたが、こんなに広範にわたって根付いている文化はなかなか珍しいものです。
赤瓦、白壁、居蔵(いぐら)づくり。これが中国地方の伝統的な建築様式だそうです。


立派な邸宅ですが、こんな家がそこらじゅうにあります。走ってて結構飽きません。中北地方は思いのほかツーリング向けです。

さあいよいよ、明日からは四国です。西日本も終わりが近づいてきました!

2013年7月29日月曜日

道具紹介 その2

電車移動中の暇潰しにひとつ道具を。
ホムセンで買った安い保冷バッグです。
一番安いので大丈夫です。
これに入れるのは凍った飲み物と、普通の飲み物。そうすると、真夏でも1日冷たい飲み物を口にできます。夏のロングツーリングはとにかく暑さとの戦いなので、こんなちょっとした工夫ひとつで劇的に楽になります。
凍ったお茶に、1Lサイズのお茶と適宜スポーツドリンク、こんな組み合わせです。お茶の代わりに適当な場所で水を汲めばコスト削減にもなります。

2013年7月28日日曜日

7:九州編 第1話(最終回)


実は九州は、ここは行かなければ!という個所は少ないのです。
なぜなら九州はGWで縦断したこともあり、気になるところの多くは既に来訪済みだからです。

しかし九州は旅先として魅力的な場所。山口まで来て行かない手はありません。
別府、佐世保、福岡でそれぞれ一泊しました。

別府は盛り上がりすぎて写真を撮るのを忘れました。
唯一の写真は別府湾です。


伝えたいことは山ほどあるのですが、悲しいかな、長文は読まれない昨今です。
彼らなら夜を徹して読んでくれるだろうに。というのも一緒に泊まった方々がかなりの読書家だったのです。

鉄輪ゲストハウスさんに泊まり、結局4時過ぎまで話していましたかね。
一泊2000円、ライダーは写真撮影を条件に1700円です。ただし、空調は別です。


一方、佐世保は写真撮りました。
佐世保バーガーを!



本当にこれだけのために行ったんです。
だって! ハンバーガーは挟むもの。
北の地には函館の雄「ラッキーピエロ」が待っている。
とすればですよ、南の佐世保、北のラッキーピエロで挟まねばなるまいことは明らかでござる。
というわけで佐世保バーガーを食べたらこの日もライダーハウス。



キャンピングカーです。
これはこれで快適。中には空調、ベッド、テレビがあり、不自由は何もありません。
民宿やまべさんが営業しているので、お風呂はそちらを使えます。つまり、お風呂が無料です。
お値段は1500円。空調は9時間まで無料、それ以降は3時間100円です。
小さな自販機みたいな箱にお金を入れるとエアコンに通電するのですが、
光熱費で頭を悩ますゲストハウスは多いと思うので、参考になるのでは。

別府もしかり、佐世保もしかり、快適すぎて「もう一泊」が頭によぎります。
価格が価格なので余計にです。

甘えを捨て、愛馬に跨り大宰府を経由し福岡へ。



これも素晴らしいのですが、やはり目が慣れてきましたね。

最後は福岡。
ここは、佐世保から一気に広島へ向かうのがつらかったので、泊まっただけです。
屋台の焼ラーメンは美味しかったな。

寄った箇所:
朝倉(別府~佐世保間)三連水車
実際に田畑を灌漑している実働水車としては日本最古の部類。

2013年7月26日金曜日

6:そして九州へ

そうそう、熱中症になったあの日、島根県の温泉津(ゆのつ)温泉に入りました。

ここはお勧めです。原爆症の湯治場としても利用されたほど泉質がよく、温度調整も一切なしというところもまた良いですね。

さて、その甲斐あってかすっきりと朝を迎えた私はさっと準備を完了し、島根を出てまずは山口へ。

山口の津和野に寄りました。全然知らなかったのですが、看板が出てたので足を延ばします。

 
なかなかの街並み。しかし全国を回っていると、このような街並みは随所にあり、見慣れてくるとこんなもんか、という感想になってしまいます。だんだん感性がすれてきました。
 

しかしこの荷物で名古屋ナンバーだと良く話しかけられますねー。というか声をかけられない日がありません。

そしてこの時重要なのは、真摯に耳を傾けることです。

例えば「その道に行くならこっちからのほうが良いよ」です。わかりました!とか言いながら変えないことって多いと思いますが、それは間違い。絶対に地元の人が教えてくれた道はいい道です。

あと要注目のキーワードは「私が好きなのは」です。有名店ではない美味しい店が出てくる可能性大です。

さて! 山口です。山口は個人的に西日本では最も期待していた箇所の一つ。

なぜって、秋吉台と角島ですよ!

まずは秋吉台。

阿蘇にも負けない開放感です。やー飛ばした飛ばした。平日で車もほとんどいなくて、爽快です。
日本三大カルスト、是非行ってみてください。

そしてとうとう来ましたよ! 角島! これは絶対に行っておくべき場所です。

 
さすがに走行中の写真は撮れませんが、ここは日本かと疑います。
楽しすぎて二往復してしまいました。ちぎらせて頂きましたよ、離陸するんじゃないかってほどに。
 
そして壇ノ浦。
 
 
奥さんの写真撮りたがる人、いますよね。あの間に全裸で映り込んでやりたい。
 
そして別府のライダーハウスで一泊です。
ライハの宿泊客で話が大いに盛り上がり、写真を撮り忘れました。くそ。

有名だけあり良い湯でしたが、やはり温泉津に一票ですね。